後輩に見返りを求められて その3
どきどきし、股間も充血し、興奮を覚えたのだが
その時分は病み上がりの為か?、ただただ耐え難いモノだったと記憶している。
果帆「今度は、なになに?おとこたち〜」
と戯れる子供をあやすように、あしらわれてしまう。
次はおじやの残った鍋を下げにきた
谷「ん〜やっぱり、ちょっと痩せたね、」
果帆は鍋を置き、自分のウエストを摩りながら対応する
「そうでしょ〜、地道に走ってるもん、気まぐれだけどw」
谷「いーねぇ、教官がいなくても、頑張ってるねぇ」
果帆「教官?・・・あ〜あの人、ストレッチとか厳し過ぎるんですよぉw」
寸劇が始まってしまい、話に花が咲いたので、
俺は温かい気持ちで見守るつもりで
果帆の代わりに鍋を水に漬けておくことにした。
いつの間にか、2人はストレッチを始めてしまう。
果帆が前屈をして、
「おおおーすげー」とか言いながら、太腿裏や大臀筋に手を添える谷
もっともらしい理屈を語りかけていたが、
俺には身体に触れる時間を稼ぐ為、御託を並べているとしか思えなかった。
谷はカウンターの上に踵を乗せ、上体を倒す
俺がやると行儀悪いと怒るのに、果帆は何故かきゃっきゃ言ってる。
さすがサブスリーランナー!とか黄色い声で囃し立ててるし
たまに果帆からボディタッチするのを妙に腹立たしい気持ちで見ていた。
以前から果帆は普通にボディタッチすることは多かったのですが
やはり俺が過敏になっていたんですね。
谷「また皇居一緒に走ろうよ〜」
果帆「あ、いーねー、もう2周くらいは余裕かなw」
なんか、なつかしーねー、なんて言いながら
俺はテーブルで酒を煽りながら、
おいおい、色んなこと思い出してんじゃねぇぞ!
って心の中でどす黒い感情と戦ってた。
「・・・さて、面倒にならないうちに、洗い物終わらせちゃおうっと」
我に帰ったかのように
果帆は洗い物へ戻ると
谷も一旦テーブルに戻り
俺の目前で残りの酒を一気に煽った。
「俺さん、俺さん、ギブならギブって言ってください」
と小言で俺に言い残し
キッチンへと向かう谷
言葉を発しそびれる俺
つづく
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