押しに弱く拒めない女 その3
俺は仕事の打ち上げで普段余り馴染みの無い駅周辺で飲んでいたその帰りでした。
なんと駅のホームのベンチに座る由衣を見つけたのです。
由衣は非常に落ち込んでいる様子でした。
というか半分泣いていて、タガが外れれば号泣しそうな状態。
聞くと
電車内で痴◯に遭い、バッグの中に使用したコンドームが入れられて、
液体が
バッグの内布や財布やポーチなどを汚してしまい、捨てるかどうかで迷っていました。
兎に角すぐ綺麗にしに行こうと、
近くのスタバへ連れて行き、
ナプキンや持っていたウェットティッシュなどで可能な限り綺麗にして、
とりあえず代用品が見つかるまでは捨てなくて済むような状態にはしました。
コーヒーを飲んでるうちに、由衣は機嫌もテンションも回復しつつあったので、
近くのhubで憂さ晴らしを提案すると
由衣も飲まなきゃやってられない!的なノリで付いてきて、
テキーラのショットをがんがん煽って飲みまくった。
「もー男って本当信用ならない!」
「今一緒に飲んでる人も獣だし〜w」
「でも今日助けてくれたのって運命的?ちょっとヒーローっぽかった」
俺もはいはいって相槌打ちながら
由衣と同ペースで飲んでたら結局2人ともふらふらになり
そのまま店を出ると自然と?休む場所を求めラブホテルの宿泊手続きをしていました。
由衣とはそこで結ばれましたが、
俺の愚息はふにゃふにゃで奇跡的に挿入成功したようなHだったと記憶してます。
俺も由衣に惹かれ始めているのは事実でした。
由衣の身体はやはり素晴らしかったものの酔いの為か感動も少なかったです。
ただ女性って身体を開いたあとの心の開き方って凄いですよね。
最初はこの前の飲み会でカップルが生まれそう、へぇあいつがねぇなんて会話から始まり
由衣自身の話しになり、由衣は男幹事の谷に口説かれている、と
更に、俺の知らない谷の友達の金融マンからもしつこく誘われているとのこと、
谷の件はある程度は予想通りでした。
由衣に既婚者であることは隠さないでくださいとかメールでしつこく言ってくるので
金融の方は、その時の言い方が怪しかったので掘り下げたところ、
今1番気になる人は
その金融で、2番が俺である、、と極めて明るく白状w
が向こうには付き合う気はないらしい、親友にも金融はやめろと言われているとのこと
諸々確信した俺は
尋問的に由衣のクリトリスをいじりながら
俺「その人とはHしちゃったんだろ?隠さないで正直に言いな」
由衣「う、、、一回だけ寝ちゃった」
俺「は!?一回だけ?この身体として一回だけで落ち着くはず無いでしょ」
こんなこと言いながら俺の愚息はふにゃふにゃなまま笑
初めてHしたばっかりの女にはNTRの感情が湧きにくいのかもしれません。
由衣「ん、ん、、何回か、しま、した」
そのまま攻めて舌と手で逝かせました。
その後、始発まで時間有るので、会話してました。
ま今考えると美味しいネタはあったのに
俺の愚息はふにゃふにゃなままだったんだ?
きっとNTRの浅瀬だったんですね。
由衣は言わないけど、俺との初夜はちょっとお粗末でがっかりしていたんだろうなぁ
それが包容力として功を奏したかは不明だが
由衣「俺さんって本当は遊んでないんだって知って好きになった」
俺、遊んでないどころか、ここ1年くらい嫁とも一切しておりません
会話は有りますが、ノースキンシップです。
由衣「なんだか、俺さんって何でも話せるね」
由衣「結婚してるって聞いて、本当にがっかりしたんだよ」
俺「由衣は結婚願望有るんだから、付き合う前にHさせちゃ駄目だよ!」
とか偉そうに言うと
由衣「はいっわかりました」
と言ったあと
由衣「俺さーん!どの口が言ってるんですか〜!?」って両頬つねられた。
正直この時、朝日の中で見た由衣は壮絶に可愛いと思いました。
結果オーライということでその日は一緒に早朝電車へ乗りました。
次の日から付き合いたての恋人同士のように、1日に20通くらいのメールをやりとりし
隙間の時間で電話もするようになりました。
我ながら年甲斐も無く、身の程もわきまえず、24の女に夢中になりつつ有りましたが
正直、初夜のふにゃふにゃ愚息のリベンジマッチは必ずしたいと強く思っていたのは確かです。
これから私の寝取られの虫が本格的に騒ぎ出すのですが、
それは由衣とのメールのやりとりから始まりました。
俺は姑息ながら
まず金融マンと由衣の関係を切らせたかったので、その方向に誘導していました。
由衣本人も金融の事を好きかどうかわからなくなっていて、
親友にも止められている事もあり、うまく事は運べそうでした。
由衣も日常の出来事やスケジュールなどを毎日報告してくるようになってきましたが
ある日、
由「ごめん俺さん、怒らないで聞いて!
明後日の仁美の誕生日会に金融も来るんだって〜、仁美は謝ってたけど、行ったらダメかな?」
俺は既に由衣が女友達を巻き込んで金融を遠ざける根回しをし始めているのに安堵し、
俺「怒ってないし行って来ていいよ」
と返事しました。
翌日の由衣メール
「俺さ〜ん、なんか今金融から直接メール来たんですけど〜、なんかお持ち帰り宣言されちゃってますxxx」
何でも報告するようになった由衣は可愛いのですが、正直これには少しカチンと来ました。
と同時に何か別のものが自分の中でムクムクと湧いてきた気がしました。
でもそんな黒い部分はおくびにも出さずに
俺メール「あっそ、金融聞きつけたんだね、で由衣はどうするの?」
由衣メール
「とりあえずこんなメールは華麗に無視無視でしょ!
明日も素っ気なく接して、気づかないようならビシッと言ってやりますヨ!」
由衣メール
「明日は逐一連絡入れるから心配しないで!俺さん大好きだよっチュ、早く会おうね」
そして誕生日会当日の昼休み時、由衣から電話がかかってきました。
最初他愛ない昼食のメニューの話しなどしてから、
俺「由衣、まさかとは思うけど、今日スカート穿いてないよな?wちょっと今日の格好言ってごらん」
由衣「当たり前だよ〜!私は軽い女卒業したの!ちゃんとデニム穿いてます!」
俺「上は?」
由衣「リブニットに、、ちゃんとジャケット羽織ってるよ」
俺「あ・・・その格好そそるから失格w」
由衣「大丈夫です〜ヘンタイ〜な俺さん基準で判断しないでくださ〜い、あはは〜」
由衣「ね俺さん、また飲み会の後で電話しよ?遅くても22時には終わるし途中でもメールとか入れるね」
と言って終始朗らかに電話を切りました。
まさか
それがこの日由衣と話す最後の電話になるとは思いませんでした。
つづく
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